百条委員会での審議を申し入れる 2006/01/26

あおぞらは、以下の2点について岡部氏の偽証を主張します。別々にご審議ください。

  1. 岡部氏が「働きかけ文書」を非公開とし破棄するよう動き始めたのは「知事の指示を受けて」ではなく、岡部氏の「独断」であり、岡部氏の「私が初めて この公文書問題に対して関与したのは、2003年10月9日午前9時28分、知事から私のところにメールが来て、そのあと知事に1階知事室に呼ばれた と。その時点からの関与であります」という証言は、虚偽であり、偽証にあたる。
  2. 岡部氏証言の「出さない方向で調整して」という、9日知事室での「知事の指示」は、岡部氏の作り話であり、偽証にあたる。

偽証にあたることの根拠を説明します。

 昨年12月17日の百条で、田附氏は、平成15年10月8日の話として、「岡部氏との最初の話の中で、公文書には当たらないのではないかと強く言わ れ、このことを下水道課職員に説明し、理解を得るよう指示をされました。(12/17p20)と証言している。

 しかし、岡部氏は、昨年9月1日の百条で、「私が初めてこの公文書問題に対して関与したのは、2003年10月9日9時28分、知事から私のところに メールが来て、そのあと知事に1階知事室に呼ばれたと。その時点からの関与であります」(9/1p136)と証言している。

 事実関係が食い違っている。

 これは、岡部氏の証言が偽証である、と言わざるを得ない。なぜなら、岡部氏証言を裏付けるものは、本人の証言だけで、客観的事実は何一つないからだ。

 一方で、田附氏の証言は、平成15年10月9日午前10:55、岡部氏から知事に宛てたメールによって裏付けられる。メールには、次のことが書いてあ る。「田附課長さんは、午前中出張との事です。お昼に会って、再度課長として決断するよう促します」(添付1の提出資料)

 これは、岡部氏が知事に、「働きかけ文書」の隠蔽の報告をしている内容である。岡部氏はこのメールで、「再度」と書いている。つまり、このメールを送 る以前に1度以上 、岡部氏は田附氏に「働きかけ文書」を隠蔽するよう決断を促したことがある 、ということになる。

 そこで、12月17日の百条での田附氏の証言で、田附氏は9日の「午前9時15分ごろから午前11時50分ごろまでの間」(12/17p19)は、小布施町への出張で、県庁内にはいなかったことが判明している。(添付2の提出資料)

 つまり、岡部氏が「働きかけ文書」の非公開について田附氏に最初に話をしたのは8日ということになる。

 冒頭の田附氏証言は、以上の客観的事実から裏付けられる。
 すなわち、岡部氏が「働きかけ文書」を非公開とし破棄するよう動き始めたのは、「知事の指示を受けて」ではなく、「独断」ということになる。

 よって、冒頭の「私が初めてこの公文書問題に対して関与したのは、2003年10月9日9時28分、知事から私のところにメールが来て、そのあと知事 に1階知事室に呼ばれたと。その時点からの関与であります」(9/1p136)という岡部氏証言は、虚偽であると判断せざるを得ない。

上記判断の補足として、以下の2点の事実が挙げられる。

    1. 岡部氏は、9日午後1:31にも「田附課長さんに再度来ていただきまして‥‥コピー等は、確認して回収し、処分する事」と、知事宛にメールを送っている(添付3 の提出資料)。『再度』とは、このメールを送ったより前に、岡部氏は田附氏に会い隠蔽を指示しているということだ。9日午前中は、田附氏は出張で県庁内にいなかったのだから、やはり、岡部氏が田附氏に最初に会ったのは、8日ということになる。
         
    2. 9日に知事は、岡部氏に転送するより前の午前8:52に、宮津氏に田附氏のメールを転送している。宮津氏は岡部氏に確認した上で、岡部氏がすでに調整を進め、知事に報告する準備があると言っているという趣旨で、「岡部さんが対応しています。追って報告があると思います」というメールを、知事に送っている(添付4の提出資料)。ここからも、岡部氏が動き始めたのは「知事の指示」ではなく、岡部氏の「独断」ということになる。

 更に、1つの疑問が持ち上がる。

 岡部氏は、9日午前9:28に知事からメールを受信してから知事室に呼ばれ、「働きかけ文書」について知事から「出さない方向で調整して」と指示を受 けた、と総務委でも百条でも何度も証言しているが、なぜ岡部氏はこのとき、前日の8日にすでに自分が田附氏に隠蔽の指示をしていることを知事に伝えな かったのか?という疑問である。

 知事の意向と自分の判断が同じであると知れば、その場でその旨を伝えるのが自然である。それをしなかったということを考えると、岡部氏証言の「出さない方向で調整して」という知事室での「知事の指示」も、作り話と判断せざるを得ない。
 
上記判断の補足として、以下の2人の証言が挙げられる。

  1. 北原氏は「(知事から指示があった場に)私もいたと証言しているが、私自身はそういう覚 えがない」(9/2p36)「(経過報告のメモを知事に渡すときに、)田附氏のメールを転送した後で『知事どうしてこれを公開しないんですか』と申し上 げたところ、『岡部はこれは私的メモだといっている』という話があったと思う」(9/2p33)「それまでの話も、私自身の感じ方としては、岡部氏がリードして、知事が従っているのではないかという雰囲気があり、今回もおそらくそういうことだろうということで、知事の話を聞いた」(9/2p34) と、発言している。
  2. 知事は、「岡部氏にこの問題をきちんと対応してくださいということは伝えているかと思います」(9/26p12〜 13)「それぞれ情報公開請求担当の人間が判断することであります。私からの指示はございません」(9/26p16)と証言している。

 以上、平成18年1月26日、県議会百条委員会へ提出いたします。