広報委員会への要望書全文 06/05/08

長野県議会広報委員長
   佐野功武様

平成18年5月8日  
林奉文、北山早苗

要望書

 4月23日発行の長野県議会広報「こんにちは県議会です」の、掲載内容は、多数の意見が紙面の殆どを占め、少数意見がほんの僅かしか載せられていません。
 あおぞらでは、4月13日の広報委員会の際、広報委員の宮川議員が出席し、少数意見を入れるようにと述べて来たため、別紙のように、載せていただきたい箇所ごとに、少数意見を具体的に書いて、14日の朝、議会事務局広報担当職員に提出しました。
 しかし、23日に発行された広報を見て、少数意見がほんの僅かしか載せられていませんでした。
 議会広報は県民の税金によって発行されるものであり、たとえ少数であっても県民を代表する意見として、掲載されるべきものです。少なくとも紙面の3/ 58、あるいは、百条委員会等の記載などは13/45は、少数意見に割くべきです。
 意見の相違があることは当たり前で、それぞれが自分の意見に責任と自信を持っているのなら、なおのこと両論を併記し、県民が判断すれば良いのではないでしょうか。そうでないと県民から、「県議会は、自分たちに都合の悪い意見は載せない」と思われます。現に、そのような声を良く耳にします。
 今後はこのようなことがないよう、一層少数意見を掲載のご配慮いただくことを、要望いたします。

 なお、この件につきましては、近日中に、北山までお返事をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 (携帯090-9359-3027、もしくは、399-8301 安曇野市穂高有明2086-77)


<別紙>

  1. 福祉、教育、環境政策を優先させる予算であると評価する賛成意見もありましたが、
  2. 環境教育推進のためにふさわしい人事との賛成意見もありましたが、
  3. 県民の先頭に立って「楽食」運動をすすめる職員に対する歯科検診事業費は必要などの意見もありましたが、
  4. 尚、下水道業務発注を県内業者優先にという改革の要望は、田中知事になる以前からあり、平成10年には議会でも下水道課長が「県内業者優先」との答 弁をしている等の反対意見もありました。
  5. 尚、経営戦略局参事が下水道課長に文書隠蔽を指示したのは、メールや出張記録から知事の指示ではなく独断であることが明らかになったことや、参事が 半日の間に文書の処分を行ってしまってから知事にメールで報告していること等から、「文書破棄を止めなかった事は指示したのと同じ」と言うのは、飛躍した論理であるという反対意見もありました。
  6. 尚、組織的に後援会で負担したものではなく、立替金として処理済みであり、問題はないとする反対意見もありました。
  7. 尚、プロポーザルは公開で行っており、木材等の発注も入札で行われ、特定の業者が利益を得るものではなかったとの反対意見もありました。
  8. 尚、デザイン変更はプロポーザル委員会の総意であり、知事の指示で変えたものではないとの反対意見もありました。
  9. 尚、手続きはきちんと行われており、法令には違反していないとの反対意見もありました。
  10. 知事らを告発
  11. 今回百条委員会の調査結果を賛成多数で認定し、知事らの告発議案も賛成41人、反対13人、棄権3人の賛成多数で可決しました。これに基づき、議長名で長野地方検察庁に告発しました。尚、いずれも告発にあたいしないものであり、告発は県政の歴史に汚点を残すとの反対意見もありました。

<可決、告発された内容>

  1. 田中知事の下水道公社改革の開始時期に係わる虚偽の陳述
  2. 田中知事の公文書の破棄に係わる虚偽の陳述
  3. 経営戦略局長の記録提出拒否
  1. 尚、組織改正は縦割りの壁をなくし、時代に即した県政運営のために必要不可欠であり、3年前には議会が提案したものだとの意見もありました。
  2. 尚、県民の立場に立った更なる報酬削減が必要との意見もありました。
  3. 尚、修正案に反対する意見もありました。
  4. 尚、県民から早期制定を望む声も強いため、継続には反対、可決を望む意見もありました。

議会報「こんにちは県議会です」へのリンクバナ− 

4月23日発行の長野県議会広報「こんにちは県議会です」(PDF 2.1MB)

 

5月10日付けで広報委員会委員長よりいただいた回答書リンク


要望と回答に寄せて  あおぞら代表 北山早苗

 4月13日の広報委員会の後、宮川議員から検討して来た県議会広報原稿を渡され、全く少数意見の入っていないことに驚きました。宮川議員からは「広報 委員会では、少数意見を入れるようにということで、委員長に一任することになった」との話があり、あおぞらとして、付け加えて欲しい少数意見を具体的に書いて、提出しました。

 私が議員になる、4年程前、ちょうど知事の不信任案決議がなされた直後に出された県議会広報を見て、「少数意見の何も入っていない県議会広報は、税金の使われ方としておかしいのではないか」と、当時の南安曇の共産党県議に電話をしたことがあります。そのころは、6人以上の交渉会派による委員で編集されているとのことで、共産党は5人で委員を出せないでいるとのことでした。昨年7月からは、あおぞらなどからの申し入れで、全会派で広報委員が出せるこ とになりました。

 4月23日発行の県議会広報について、県民の皆さんにお聞きしたところ、殆どの人は見ていない、あるいは見る気がしないとの答えでした。しかし、中には「ざっと見たけれど、一方的な書き方しかされていないので、腹が立ち、踏みつけてゴミ箱に捨てた」と言う方もいました。

 県民の税金の使い方をチェックすることが役目の県議会の広報が、税金をいただいている県民の皆さんから不満に思われるような状況ではいけません。議会の中で、少数の立場に立つことの多い私たちですが、両論併記された民主的な広報を県民の皆様にお届けできるよう、努めます。

 なお、次回(7月)の号より、あおぞらの広報委員は宮川速雄委員から林奉文議員に変わります。林議員は「トライアルしなのや日本共産党長野県議団にも呼びかけ、具体的に指摘、提出することで、少数意見をいれさせるようにしていきたい」と、言っています。   

5月21日