北山議員討論 本会議録画映像へのリンク
■第4,8,10号議案(県職員の給与に関する一部改正条例案)に反対する討論
あおぞらの北山早苗です。
議第4号一般職員給与、8号長野県警察職員給与、10号長野県学校職員給与に関する条例の一部を改正する条例案について反対です。それぞれ、人事院勧告に基づくものではありますが、原油高騰による諸物価の値上がりによって県民生活が脅かされているこの時期の給与アップに、県民の中にも疑問の声があります。職員の皆さんの給与アップを反対するというのは、とてもやりにくいことなのですが、そのような県民の声を代表する立場も必要であると考え、私は給与アップのこの3つの議案に反対します。
ドイツではリストラはなく、ワークシェアリングで仕事と賃金を分け合っていると、聞いたことがあります。県の行財政改革プランには、1500人の職員を削減すると打ち出されていますが、正規職員を減らして嘱託や臨時職員でまかなうような方向には反対です。世の中の流れが、正規を減らしパートや派遣で賄うという方向に益々向かい、若年者や社会的に弱い立場にいる県民の皆さんの雇用問題、今後更に深刻さを増すと言われているワーキングプア等の問題を考えたときに、県が率先して、正規雇用を増やすべきだと思います。
もちろん、私たち議員も痛みを分かち合うべきです。そこで、昨日はトライアル信州の皆さんと一緒に、議長に申し入れさせていただきました。「県特別職報酬等審議会」から、知事や県議などの報酬を一律5%減額の答申があり、今後どのようになるかは未定ですが、現在の歳費より高くなることのないよう、それとは別に、「来年度以降も、県議会議員歳費の自主削減の特例を継続すること」「それによる削減分は、県民の雇用創出にまわすよう、提案すること」という申し入れです。
ワークシェアリングの考え方で、一人でも多くの県民の皆さんが正規の職に就けるような長野県になってほしいと願う立場から、給与アップには反対の討論といたします。
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■第9号議案(森林税条例案)に反対する討論
あおぞらの北山早苗です。
議第9号 長野県森林づくり県民税条例案について反対です。
森林整備の必要性については異論はありませんが、緊急性のない公共事業はやめるなど、6億8千万円は、現行の県予算の枠の中から、節約による歳出削減で生み出すべきです。
「整備は森林税で」と提言された『財源確保を考える懇話会』では、節約による歳出削減については、大して議論されませんでした。税を取られる側の県民にとっては大事なことなので、大いに議論されて良いはずなのに、議事録を読むと、県側の県財政の状況と行財政改革プランの説明だけを聞いて「県にはお金がない」と、納得してしまっています。しかし、村井県政になってから出された行財政改革プランでは、前県政時よりも毎年毎年の借金を190億円も増やして、公共事業に充てようとしています。このような説明はなかったのでしょう。
借金も増やし、その上新たな税負担を県民に押し付けようとする村井県政には大きな疑問を感じます。たとえば、浅川ダムを造らなければ、森林税は必要がありません。ダム本体と地滑りなどの土砂対策費合わせて180億円かかるとして、そのうち県の一般財源からの持ち出しを30%としたとき、県の出費は54億円にもなリます。
しかも、他県の地滑りダムの事例を見れば、地滑り対策費などを含むダム建設費用はどんどん膨らんでいます。まさに、小さく生んで大きく育てろ状態、県の出費はどれほどになるか想像できません。
また、森林税の必要な主な理由に、森林整備の緊急性を挙げています。しかし、一方で1/100確率の雨が降った場合の50cm以下の浸水想定区域のために、浅川ダムを造ることを優先するのは、予算配分の優先順位からしても、どうしても納得できません。
しかも、1/100確率の雨が降ったとしても、イコール水害ではなく、50cm以下の浸水の確率は、1/200、あるいは1/500か1/1000です。こんな浸水の可能性のために造る浅川ダムより、森林整備を優先すべきです。浅川ダムのような緊急性のない公共事業をやめれば、森林税はいただく必要がないということは、明らかです。
12月14日の南信州新聞に「将来に渡って、山林を維持していくためには、コストパフォーマンスに優れている自然更新可能な森林に誘導するのがベスト」という、考え方から、「森林を維持するために、山林業を保護育成するという目先の戦術だけに目を向けるのではなく、コストのかからない山林を作るという戦略も必要だ」「今の森林税の目的と想定している方法、つまり、里山の間伐に森林税を投入する方法では、森林を維持するコストが未来に向かって減る見込みはない」「税金の投入が賽の河原の石積みでないことを願うばかりだ」という論説がありました。このような意見からしても、拙速すぎる森林税の提案には大変疑問であると申し上げ反対の討論といたします。
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■請願第25号(国道158号の改良・整備と、県道波田北大妻豊科線と県道上竹田波田線の接続と整備について)に原案賛成の討論
あおぞらの北山早苗です。
波田町民から出されている、請第25号について賛成です。
渋滞対策道路など、波田町の道路整備についてはいろいろな意見があるところですが、今回の請願の内容、「国道158より県道波田北大妻豊科線に、松本方面より右折専用レーンをもうけること」「国道158の歩道未設置箇所について、歩道をつけること」「新村交差点の日常的交通渋滞と、これに伴う観光シーズン週末の波田町内の渋滞を緩和するための抜本的な解決を図ること」「県道波田北大妻豊科線と県道上竹田波田線の南北交通を結ぶ道路の接続と整備を促進すること」のどれもが、生活道路における、今困っている問題を解決するためのものです。
これらが解決されれば、波田町民だけでなく、松本市民や安曇野市民の中にも、大変助かる方が大勢います。
しかし、なぜか、この願いが土木委員会で否決されてしまいました。聞く所によりますと、「請願内容は良いが、出した人が気に入らないから」というような理由らしいとのことです。
7月に、今回請願を出された波田町民の皆さんと、町内の道路視察をしました。その際、私から、「波田の皆さんが、今、一番困っている交通問題は何なのでしょうか?それを解決することが、まず何よりも大事という提案をされたらどうですか」と意見を言わせてもらいました。
これは、私の経験によるものです。
それは、7年前に県が主催して行われた松本糸魚川連絡道路の住民意見交換会の際、私の属していた穂高地区Aグループでは、「緊急性のない、安曇野山麓を南北に貫く自動車専用道路より、今困っている、必要な道路整備をして欲しいと、具体的に提案しよう」ということになり、それをまとめて発表しました。その際、自動車専用の松糸道路に賛成していた町議の方も、「松糸道路賛成の立場もいると明記してもらえば、みんなでまとめた提案に賛成する」と言い、名前を連ねてくださいました。この町議さんとは、その後仲良しになりました。家を訪ねたときに、たくさんの書類を前に勉強されている姿を見て、立場を超えて賛同してくださった町議さんに、あらためて、感謝と尊敬の気持ちが湧いてきました。
今回の請願の趣旨である、立場を超えて、みんなが困っていることを、まず解決することには、波田町民も、松本市民も、安曇野市民も賛成なのではないでしょうか?それを「出した人が気に入らないから」というような理由で、反対することは、議員としてなすべきことではありません。
先日お会いした、県政会の元県議だった方から、「最近の県議たちは、県民の声を聞いていないのではないか」と言われました。自分の立場で判断するのではなく、県民の声や願いに耳を傾けて判断するのが、私たちのとるべき姿勢です。ぜひ、この請願には賛同していただきますよう、お願い申し上げ、私の賛成討論といたします。
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